スシローでアルバイトのストライキが波紋を広げる！「スト破り」批判と会社の対応

2025年3月19日

スシローでアルバイトがストライキを決行

2025年3月16日、回転寿司チェーン「スシロー」の宮崎恒久店を含む全国7店舗でアルバイトによるストライキが実施されました。
このストは、時給1200～1500円以上への引き上げを求める「回転寿司ユニオン」によるものです。

宮崎恒久店では、「非正規なめんな」と書かれたプラカードを掲げた組合員が通行人にビラを配るなどの活動を展開しました。
一方で、スシロー側は社員を他店舗から集めて通常営業を続けたため、労組から「スト破り」と批判されています。

この状況に対し、スシローを運営するFOOD ＆ LIFE COMPANIESは、「誠心誠意対応している」とコメントしていますが、ゼロ回答が続いている現状に不満の声が高まっています。

今回のストライキは、物価高騰による生活費の増加や他社店舗との時給格差が背景にあります。
宮崎市内では他社より時給が50～100円安い状況であり、多くの従業員が週6日勤務しなければ生活できないという現実があります。

労働組合は、非正規従業員の労働条件改善を訴え続けており、過去には東京都中央区のヤエチカ店で時給200円の引き上げを実現した実績もあります。
しかし、企業側は賃上げが慣例化することへの懸念から回答を渋っているとされています。

この問題は飲食業界全体における非正規労働者の待遇改善にも影響を与える可能性があります。

労働組合は、「会社側が社員を動員して通常営業を続けたことはスト破り行為だ」と強く批判しています。
一方で、スシロー側は団体交渉中であることを理由に具体的な回答を避けている状況です。

組合員からは、「物価高で生活できない」「賃金で調整することは容認できない」といった切実な声が上がっています。
また、会社側はシャリやネタに良い素材を使用しているため原価率が高いと主張していますが、それを価格に適切に転嫁せず賃金抑制に繋げている点も批判されています。

スシローと労働組合との団体交渉は3月25日に3回目が予定されています。
もし再びゼロ回答となれば、再度ストライキを行う構えです。

この交渉結果次第では、飲食業界全体に波及する可能性もあり、注目されています。
労働条件改善への動きが広がれば、多くの非正規従業員にとって希望となるでしょう。

今回のスシローでのストライキは非正規労働者の待遇問題を浮き彫りにしました。
物価高騰や企業側の賃上げへの消極的な姿勢など、日本社会全体で議論すべき課題です。

企業成長と従業員待遇改善のバランスをどう取るか、この問題は今後も注目されるでしょう。
皆さんも、この動きをどう捉えますか？ぜひ考えてみてください。

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