2025年11月30日(日)、みずほPayPayドーム福岡で開催された「B’z LIVE-GYM 2025 -FYOP-」福岡2日目公演において、ライブ中に複数回の中断が発生しました。
参加されたファンの皆さんは心配されたことと思いますが、結論から申し上げると、稲葉浩志さんの体調不良(主に喉の調子)が原因でした。しかし、最終的にはライブを無事完走し、感動のフィナーレを迎えることができました。
この記事では、当日何が起きたのか、稲葉さんのMCでの発言、そしてファンの反応まで詳しくお伝えします。
ライブ中断の経緯
3曲目終了後に約10分間の中断
11月30日の福岡公演では、開演後まもなく異変が起きました。3曲目が終了した後、ステージが暗転し、約10分弱の中断が発生。
この間、松本孝弘さんはステージ上で待機していましたが、稲葉浩志さんの姿はありませんでした。会場内は緊張感に包まれ、ファンの間では「何が起きたのか」「中止になるのでは」という不安の声が広がりました。
その後、稲葉さんがステージに戻り「お待たせしましたー」と声をかけ、ライブは再開されました。
5曲目終了後に再び中断
しかし、4曲目終了後にはスタッフと話し込む稲葉さんの姿が目撃され、5曲目終了後には再び稲葉さんがステージを退場。松本さんやサポートメンバーも一時退場し、会場内には中断のアナウンスが流れました。
この2度目の中断は約5分ほどで、その後ライブは再開されました。
稲葉浩志のMCでファンへのメッセージ
中断を経て再開したライブで、稲葉さんはファンに向けて心のこもったメッセージを送りました。
「私は大丈夫なので心配しないでください」
ステージに戻った稲葉さんは、まずファンを安心させる言葉を口にしました。
「私は大丈夫なので心配しないでください」
この言葉に、会場からは安堵のどよめきと歓声が上がりました。
松本孝弘への謝罪
さらに稲葉さんは、ギタリストの松本孝弘さんに対しても謝罪の言葉を述べました。
「せっかく松本さんが間に合わせたのに、僕が変なことになってごめんなさい」
この発言からは、ツアー中に松本さん自身も体調面で心配があった中、せっかく万全の状態で臨んでくれたのに自分が足を引っ張ってしまったという稲葉さんの思いが伝わってきます。
実は松本孝弘さんは、2025年6月に開催された「B’z presents UNITE #02」において体調不良のため出演を辞退した経緯がありました(結果的にアンコールにはサプライズ登場)。その松本さんが今回のドームツアーに万全の状態で復帰してくれたことを考えると、稲葉さんの申し訳なさがより深く理解できます。
ファンへのユーモアあふれる一言
緊張感のある状況でも、稲葉さんらしいユーモアは健在でした。
「友達におもしろおかしく話してください(笑)」
この言葉に会場は笑いに包まれ、重くなりがちだった空気が一気に和らぎました。
再び中断後のMC
2度目の中断後には、こんなやり取りもありました。
稲葉さん「出たり入ったりごめんなさい。こんな調子じゃ何時間になるか分からないな…コンサートがっ。どうしよう(笑)」
松本さん「そんなシーンとしないでよ(笑)」
B’zの二人らしい掛け合いに、ファンは「いつもの二人だ」と安心したのではないでしょうか。
感動のライブ完走
複数回の中断を経ながらも、稲葉さんはライブを最後まで歌い切りました。
ライブ終盤では、稲葉さんからファンへ感謝の言葉が贈られました。
「みなさんのパッションに助けられました」
「いろいろありましたけれども…忘れられないライブジムがまた一つ増えました」
この言葉には、困難な状況でも最後まで応援し続けてくれたファンへの深い感謝の気持ちが込められていました。
会場にいたファンからは「稲葉さんのプロ意識に感動した」「どんな状況でも歌い切る姿に涙が出た」という声が多数上がっています。
B’z LIVE-GYM 2025 -FYOP- ツアー情報
今回の福岡公演は、約7年ぶりとなるB’zの冬のドームツアー「B’z LIVE-GYM 2025 -FYOP-」の一環として開催されました。
ツアータイトルの「FYOP」の意味について、稲葉さんは名古屋公演のMCで「Follow Your Own Passion(自分自身の情熱に従え)」であることを明かしています。
ツアー日程(全8公演)
| 日程 | 会場 |
|---|---|
| 11月15日(土) | バンテリンドーム ナゴヤ |
| 11月16日(日) | バンテリンドーム ナゴヤ |
| 11月29日(土) | みずほPayPayドーム福岡 |
| 11月30日(日) | みずほPayPayドーム福岡 |
| 12月6日(土) | 東京ドーム |
| 12月7日(日) | 東京ドーム |
| 12月20日(土) | 京セラドーム大阪 |
| 12月21日(日) | 京セラドーム大阪 |
11月12日にリリースされた最新アルバム『FYOP』を引っ提げてのツアーとなっており、新曲はもちろん「ultra soul」「LOVE PHANTOM」などの定番曲も披露されています。
過去にも中断があったB’z福岡公演
実は、B’zの福岡公演で中断が起きたのは今回が初めてではありません。
2018年9月1日のヤフオクドーム公演(当時の名称)でも、稲葉さんの声の不調により3曲目終了後に中断が発生しました。その時も約10分間の中断後にライブは再開され、稲葉さんは徐々に調子を取り戻してライブを完走しています。
また、2023年9月17日の福岡PayPayドーム公演終了後には、ステージセット解体中に事故が発生し、スタッフ7名が負傷するという出来事もありました(ライブ中ではなく終了後)。
福岡とB’zには、さまざまなドラマがあるのかもしれません。
ファンの反応
今回の11月30日公演に参加したファンからは、SNSを中心に多くの声が上がっています。
「中断した時は本当にドキドキしたけど、最後まで歌い切った稲葉さんに感動」
「松本さんとのMCのやり取りで泣き笑いした」
「体調万全じゃなくても最高のパフォーマンスを見せてくれるプロ意識に脱帽」
「忘れられないライブになったという稲葉さんの言葉、こちらこそ忘れられない」
また、隣のZepp Fukuokaでライブを行っていた「凛として時雨」が、B’zの公演を意識してMC中に会場全員で「ウルトラソウッ!ヘイ!」のコール&レスポンスを行ったというエピソードも話題になりました。
まとめ
2025年11月30日のB’z福岡PayPayドーム公演では、稲葉浩志さんの体調不良により複数回の中断が発生しました。
しかし、稲葉さんはファンの声援を力に変え、見事にライブを完走。「忘れられないライブジムがまた一つ増えました」という言葉は、困難を乗り越えた先にある感動を物語っています。
B’z LIVE-GYM 2025 -FYOP-ツアーは、12月の東京ドーム公演、そしてファイナルの京セラドーム大阪公演へと続きます。稲葉さんの体調が回復し、残りの公演も最高のパフォーマンスが見られることを願っています。
今回の福岡公演に参加された皆さん、そしてこれから参戦される皆さんにとって、素敵な思い出となりますように。
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